NSAおよびCISAのOTセキュリティ推奨事項の実行

米国国家安全保障局(NSA)およびサイバーセキュリティインフラセキュリティー庁(CISA)から、「インターネットからアクセス可能な運用技術(OT)資産を悪用」することで重要インフラを標的にするサイバー脅威行為者の継続的な関心に対応するため」、重要インフラの所有者および運用者に対して「運用技術および制御システム全体の露出を減らすための早急な行動」を取るよう勧告するアラートが発表された。

このアラートでは、特定の戦術、技術、手順(TTPs)やMITRE ATT&CK for ICSフレームワークで言及されている影響に関して、敵対者の能力と活動がこの数カ月で増加していることを指摘しました。内容は以下の通りです:

TTPs  ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ ​ 

  • スピアフィッシング
  • コモディティランサムウェア
  • インターネットにアクセス可能なPLCへの接続
  • 一般的に使用されるポートと標準アプリケーション層プロトコルの利用
  • 制御ロジックとパラメータの変更

影響

  • 可用性の喪失
  • オペレータの視界の一部喪失
  • 生産性と収益の損失
  • 敵対者による物理プロセスの操作

これらの影響の重要性を反映して、NSAとCISAがすべての重要なインフラの所有者とオペレーターに推奨する緊急のアクションと、クラロティが顧客のためにサポートできるアクションは以下の通りです:

正確な 「運用されている」OTネットワーク・マップを直ちに作成

持続可能なサイバーリスク削減の基盤は、OTインフラにおける正確で包括的なマップです。マップには以下が必要です:

  • 各資産の主要なIPアドレス、ベンダー、ソフトウェアおよびファームウェアのバージョン、プロセスロジックなどの重要な情報を含む、すべての資産の詳細なインベントリ
  • OTネットワーク全体で使用されているすべての通信プロトコル
  • サードパーティ・サービスに使用されているものを含む、OTネットワークへのおよびOTネットワークからのすべての外部接続

このような情報を取得する機能は、安全で中断のないパッシブ、アクティブ、AppDBスキャンと、業界で最も広範なプロトコルサポートを組み合わせたクラロティプラットフォームの中心であり、OTネットワークの資産、ネットワーク、プロセスをI/Oレベルまで完全に可視化します。この優れた可視性は、クラロティ独自のものであり、お客様のセキュリティ態勢を支えるものです。

「運用されている」OT資産のサイバーリスクの理解と評価

情報に基づいたOTサイバーリスクの認識を実現するには、OT環境内に存在する資産およびシステムソフトウェアに関連するリスクを特定できなければなりません。これには、その環境の正確かつ詳細なインベントリを維持し、セキュリティとリスク態勢について、幾度も徹底的な監査を実施し、業界のリーダーや信頼できるオープンな独自情報源からタイムリーで関連性の高い知識を継続的に特定し、実行することが必要です。

クラロティがお客様の直面するOT資産のリスクについて理解し、評価する方法の一部は以下の通りです:

  • クラロティプラットフォームは、クラロティのリサーチャーによる独自のシグネチャを含む最新のOTに特化した脅威インテリジェンスとナショナルバーナビリティデータベース(NVD)からの一般的な脆弱性と暴露(CVE)データのアップデートを含み、すべてクラロティのクラウドを介してリアルタイムにアップデートされます。
  • クラロティプラットフォームの基盤として、Claroty Continuous Threat Detection (CTD)は、MITRE ATT&CK for ICSフレームワークなどに含まれるすべてのTTPを即座に特定し、関連付け、リスクを評価することが可能となり、これにより、お客様がネットワークのギャップを理解し、 対処することができます。
  • クラロティプラットフォームの一部でもある攻撃ベクトルマッピングは、お客様のネットワーク内で最もリスクの高い資産やゾーンを正確に特定し、攻撃者がネットワークに侵入する多様な手段をシミュレートします。これにより、顧客はどのエントリーポイントが最も危険にさらされているか、どの資産が侵害のリスクに最も直面しているかを理解することが可能となります。重要な脆弱性が存在するにもかかわらず、早急なパッチ適用が困難な場合(パッチ適用 期間が頻繁に行われないOTネットワークでよくあることです)、攻撃ベクトルマッピングにより、お客様は現在直面しているリスクを理解し、パッチを適用するまでの間、リスクを最小限に抑えるための必要な対策は何かを理解することが可能です。
  • 監査に関して、Claroty Secure Remote Access(SRA)により、ネットワーク上のすべてのリモートセッションを記録し、確認可能なため、リモートアクセスポリシーへの準拠を確保し、調査の効率化が可能です。
  • クラロティプラットフォームの中心は、お客様のOTネットワーク独自の構成、脆弱性の存在、潜在的に悪意のあるイベント、その他の特性に基づくリスクと衛生スコアです。 これらのスコアは、資産、ゾーン、ネットワーク レベルに加え、お客様が当社のプラットフォームを導入したすべてのサイトにわたるOT環境全体にも存在し、リスクにおける効率的かつ効果的な評価と軽減を可能とします。

継続的な警戒監視システムの導入

OT環境の詳細なインベントリと、直面する可能性のあるサイバーリスクの徹底的な評価に加え、チームは潜在的に悪意のあるイベントを迅速に特定することを可能にする警戒監視システムも必要とします。

このような警戒監視システムは、不正なコントローラ変更の試みや確立された動作ベースラインからの逸脱、および本来の目的から逸脱したリモートアクセスセッションなどの脅威を検出する能力を維持しながら、不正使用や異常アクティビティがないか許可されたすべての内部および外部アクセス接続をログに記録し、レビューする必要があります。

クラロティプラットフォームは、既知および未知の脅威、ゼロデイ脅威の両方についてのOTネットワークを監視するために5つの検出エンジンを利用することで機能すべてを提供します。また、すべてのリモートアクセスセッションのライブモニタリングと記録、さらに潜在的に悪質なイベントが表面化した際、セキュリティチームが迅速かつ効率的に行動を起ここすことを可能にするコンテキストに基づいたトリアージと緩和策の推奨も含まれています。

ネットワークの強化

OTネットワークやデバイスへのリモート接続は、脅威アクターにより悪用のため試行錯誤の末に確立された経路ですが、OTに適した安全に設計されたリモートアクセス方法を使用することで、外部への露出を減らすことが可能です。デバイスやアカウントのデフォルトパスワードの禁止など、一見、基本的で単純な対策でも、敵対者が環境に対して攻撃を行うことをより困難にし、時間を浪費させることが可能です。

クラロティプラットフォームと同様にネットワークをマッピングすることは、ネットワークを強化するための最初のステップです。また、バーチャルゾーン機能のようなネットワークセグメンテーションも、ファイアウォールシステムやその他のセキュリティーインフラの完全性を維持する安全なネットワークポリシー作成に役立ちます。

さらに、OTネットワークへのリモート接続によってもたらされるリスクを最小限に抑えるために、セキュアバイデザインであるクラロティSRAは以下を提供します:

  • すべてのリモートユーザーが接続するシンプルで安全なインターフェース
  • 2つの暗号化されたトンネル間で転送中の全データを分割する組み込み機能により、リモートユーザーとOTネットワーク上の資産間における直接接続が削除され、攻撃対象領域が遮断されます。
  • すべての資産とセッションデータのパスワード保管と暗号化
  • ゼロトラストと最小権限の原則をサポートする、きめ細かな役割およびポリシーベースの管理コントロール
  • 完全なモニタリングおよび監査機能
  • 緊急アクセスおよび非常時の承認ワークフローサポートと、危険なセッションを即座に切断する機能
  • パデューモデルを維持するアーキテクチャ

OTの回復力計画策定

悪名高い2015年のウクライナへのサイバー攻撃以降、OTレジリエンスの重要性はさらに高まっています。これを達成するためには、障害発生時の安全性と信頼性を確保するレジリエンス計画が必要です。

この計画では、すべての不要なインターネット接続を即座に切断する必要があります。さらにOT担当者は手動で運用を継続し、OTの攻撃対象領域を迅速に削減し、十分にテストされたバックアップとリカバリ機能を備えなければなりません。

クラロティプラットフォームはお客様のOTレジリエンス計画の開発および実施サポートを以下のようにサポートします:

  • 資産の通信パターン、プロセス、依存関係、脆弱性を詳細に示す完全なネットワークマップ
  • クラロティプラットフォームを介して危険と判断されたリモート接続を即座に切断する機能
  • 独自の運用セキュリティーのニーズに合わせた脅威検知アラートのカスタマイズ機能
  • 悪用可能な攻撃ベクトルに関するリアルタイムな洞察と、脆弱な資産への侵入経路シミュレーション
  • 復旧作業サポートのためのアクセス可能な資産設定ファイルの詳細なバックアップ

インシデント対応計画の実行

障害発生時の回復力を保証することに加えて、OTセキュリティチームはインシデントそのものに対応するための事前定義された計画を持っている必要があります。関係者は重要な意思決定ポイントについて相談し、役割と責任を割り当て、机上演習を実施して、さまざまなシミュレートされた状況下でインシデント対応計画をテストする必要があります。

また、安全で信頼性の高いオペレーションに反して、制御システムがアクティブに動作している場合だけでなく、上記の敵対者のTTPを含むシナリオを考慮した計画を確実に立てることも非常に重要です。クラロティプラットフォームは前述したように、OTネットワークのために、資産発見、セグメンテーション、脅威検出、リスクと脆弱性の管理、トリアージとミティゲーションコントロールを提供することで、お客様にこれらの情報を提供します。

クラロティがどのようにOTエコシステム全体の可視性を獲得し、露出を最小限に抑えることを可能にしているか、詳細はデモをリクエストしてください。

 

*1: ナショナルバーナビリティデータベース(NVD):National Vulunerability Databaseの略であり、米国国立標準技術研究所(NIST)が管理、公開する脆弱性データベース。NVD公式HP:https://nvd.nist.gov/

 

 

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加藤俊介

APJシニアセールスソリューションエンジニア, クラロティ

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クラロティについて

クラロティは、産業分野(製造工場やプラントにおけるOT)、ヘルスケア分野(病院におけるIoMT)、商業分野(ビル管理システムやエンタープライズIoT)にわたるサイバーフィジカルシステムの広大なネットワークであるXIoT(拡張型モノのインターネット)を保護し、組織をサポートします。当社のサイバー・フィジカル・システム保護プラットフォームは、顧客の既存のインフラストラクチャと統合して、可視性、リスクと脆弱性の管理、ネットワークのセグメンテーション、脅威の検出、および安全なリモートアクセスのためのあらゆる制御を提供します。

2015年の設立以来、ニューヨーク、テルアビブヤフォ、ロンドン、ミュンヘン、アジア太平洋地域などに拠点を構え、50カ国以上数百社の顧客に製品を提供し、8,000以上の工場・プラント、2,000以上の医療施設に導入実績があります。2021年にはシリーズD、E合計で6億4000万米ドルの資金調達を獲得し、ユニコーン企業の1社となりました。クラロティのプラットフォームは、包括的なセキュリティ管理を可能にするSaaS型のxDomeとオンプレミス型のCTD (Continuous Threat Detection)、安全なリモート接続を可能にするSRA (Secure Remote Access)、資産情報を素早く収集するEdgeの4つで構成される、統合的な産業用サイバーセキュリティソリューションです。